つい先日のこと、クローゼットのデニムパンツを腰履きのローライズから、ジャスト・ウエストのハイライズへと入れ替えをしたのですが、ファッションサイトのBAZZARでビックリする記事を見つけました。
どのショップに行っても見かけることのないローライズが、セレブリティたちによって復活の兆しを見せているというのです。それも夏あたりから。
ひょっとして、不振が続くアパレル業界の策略じゃないかと思ってしまうのですが、20年前の服でもリバイバルさせている私としては、ますます断捨離できなくなります。
実は去年の8月に、昭和の名残りがするジーンズを捨てたという記事を書きました。しかしギリギリで思い留まり、衣装ボックスに入れて戸棚の奥に押し込んでいたのです。
そこで実験。 今から15年ほど前に、美脚ジーンズとして一世を風靡したアーネストソーン(earnest sewn)のローライズを、先日買ったユニクロのハイライズスリムフィットと比較してみます。
ちなみにセブンのスキニーデニムと比較した記事は下。どう見てもユニクロのパンツのほうがカッコよく見えました。
今回引っ張り出してきたアーネストソーンについては、FASHION PRESSの解説を引用します。今でもかなり高額なジーンズみたいです。
2004年、ペーパーデニム&クロスの共同経営者兼デザイナーであったScott Morrisonが自身のデニムブランドを確立するためにアーネストソーンを立ち上げる。拠点はアメリカのニューヨーク。
アーネストソーンのコンセプトは、アメリカ生まれのジーンズに、日本の「わび・さび」と言った美意識を織り交ぜる。「わび・さび」という美意識には、完全なものは不完全なものの中にあるということを含んでいて、それをScott Morrisonはジーンズの中で体現しようとしている。
日本、アメリカ、イタリア製の最高級デニム生地を使い、手作業で加工を施すことで、二つとないジーンズを作っている。そのこだわりから、設立からすぐに、アーネストソーンはプレミアムデニムブランドの中でも有数のブランドに成長。
顧客にはハリウッドセレブやミュージシャンなど数多くの著名人がいる。
公式サイト
では履いてみますね。分かりやすいようにベルトはしていません。
これがアーネストソーンのローライズ。
そしてこれがユニクロのハイライズ。
前回と同様に2つの写真を並べて比較してみましょう。
ブーツカットタイプなので、前回のスキニーよりは足長に見えますが、やっぱりユニクロのほうが勝っています。胴の長さも違いますね。
後ろから見たらどんな感じでしょうか。左のローライズは横に広がって見えます。昔はこれに幅広のベルトをするのが流行っていたのですが、西部劇のガンマンみたいになっちゃいますし、お尻の丸みも半減します。
というわけで、できれば復活して欲しくないローライズ。
締まったウエストと割れた腹筋の持ち主でない限りは、腰についた肉がベルトの上にブヨッとはみだすのは必須です。せっかく買ったハイライズが来年は流行遅れにならないよう、祈りたいと思います。