セリーヌ19/20年秋冬コレクションの記事がPrecious.jpに載っていました。1980年代に流行したニュートラがカムバックしたというのです。BCBG(bon chic bon genre)という懐かしい言葉もカムバック。シックで品の良い、パリの上流階級のライフスタイルを背景にした着こなしのことです。
私のファッション雑誌歴はanan、non-noから入り、青春時代はJJに登場するコーデを必死に真似しておりました。実家は鎌倉でしたが、横浜発祥のハマトラには興味がなく、ananファッションから一気にニュートラにシフトした記憶があります。
サンローランのウエッジヒール、グッチのバックル付きベルト、カルティエの三連リング、エルメスのスカーフ、ルイヴィトンのバケツ型バッグ等々、全身がブランド尽くめでした(笑)
パリの本店で購入したエルメスのスカーフは、今も愛用しています。
当時はギャル(?)だった私もグレイヘアの年ごろ。2019年にニュートラが復活したと言っても、1980年代に現役だった世代が着たら、昔の服を引っ張り出してきたと思われます。なので私はニュートラじゃなく、いつの時代でも普遍的なトラッドで行くことにしました。
白のタートルニットに、バナナリパブリック(Banana Republic)のネイビージャケット。おばあちゃんにならないよう、現代のファッション要素を少し取り入れて、ウィンドウペンのアンクル丈パンツには、この秋流行のショートブーツを履きます。
懐かしい雰囲気がする千鳥格子のパンツも。ドゥクラッセ(DoCLASSE )の「ピュアカシミヤ・Vネックセーター」からは、白いシャツの襟と裾を見せれば、カジュアルダウンできます。ただしクラス感を出すために、シューズはスエードのパンプスです。
金ボタンが並んだフェラガモのカーディガンは、Vネックニットのように1枚で着ました。ボトムスはスカートだと昔のPTAになっちゃうので、LEVI'S(リーバイス)の701を履いて外しテクニック。こちらもシューズはスニーカーじゃなく、スエードのパンプスです。
LEVI'S®MADE&CRAFTED™ 701 セルビッジ MEDIUM STONEWASH
トラッドで外せないのは、上質な素材で、奇をてらわないデザインの服を選ぶこと。10月22日までタイムセールをやっているドゥクラッセ(DoCLASSE )でおススメしたいのは、「Wフェイスニット・ジャケット」8,990円です。
カジュアルにもフォーマルにも着こなせるシングルジャケットで、家で洗えるのは嬉しい。斜めについたポケットがアクセントで、シンプルな作りなのがステキです。中に黒のニットを着てコーデュロイのパンツを履いたら、令和のトラッドが完成するんじゃないでしょうか。