女性がいちばん美しく見えるワンピースのデザインは、シンプルなノースリーブと言われています。ただし二の腕、脇肉、ぽっこりお腹など、気になる問題がたちはだかりますよね。
Uniqlo(ユニクロ)で神ワンピと呼ばれる「マーセライズコットンAラインロングワンピース」を店頭で見て、ダークブラウンに一目ぼれ。私は試着もせずに買ってしまいました。
1,990円の安さで両サイドにポケットが付いているのは立派! お洋服を選ぶとき、デザインや素材の他に、スマホが入るポケットが付いているかは大きなポイントです。
綿100%なのに、どんな高級生地かと思うほどのツヤ感。沈みがちなブラウンが華やかに見えます。裏生地はありませんが、1枚で着て大丈夫です。
同じ生地でマーセライズの半袖Tワンピとコクーンワンピも出ていますが、シルエットはノースリーブのAラインがいちばんきれい。たるんだ二の腕とハミ出る脇肉は、真夏の特権で堂々とさらすことにします。
40代以降が量産ワンピを着こなすには、若い方たちと並列にならない工夫が必要。アクセサリーは月並みなチェーンネックレスを避けて、OandI【オーアンドアイ】の個性的な「クリアネックレス」をしました。同様にシューズもスニーカーじゃなく、華奢なエナメルミュールを履いています。
アクセサリー以外で差し色を入れたいなら、カーディガンの肩掛けを。シューズはワンピと同色のミュールにして、ピエロ(Pierrot)の定番「UV&シルクタッチ2type長袖リブニット」(イエロー)を目立たせました。視線が上に行き、背が高く見えます。
UV&シルクタッチ2type長袖リブニット 1,990円
すとんと着るAラインやIラインのワンピは、太って見えそうと敬遠されがち。ぽっちゃりさんはウエストをベルトでギュッと締めて、少しでも細く見せようとする方も多いのですが、それは逆効果だと思います。
コンプレックスは隠すのではなく、自分が得意な部分を目立たせれば、人の目は他の部位に向きます。このAラインワンピにベルトをする場合、スリムなモデルさんだったら、ジャストウエストで理想的なシルエットになります。
でも贅肉が気になる年齢ではウエストをキュッと絞らずに、ゆるめの位置でベルト穴を留めて、端を斜めに垂らします。私はヒップの幅が狭いので、柳腰(やなぎごし)っぽく見せることで、人の視線をさりげなく移動。ついでにシューズもベルトと同色にして、差し色をもっと目立たせます。
気になる二の腕と脇肉をカムフラージュするには、薄手のカーディガンをプラス。ピエロ(Pierrot)の「UVカット機能裾スリットカーディガン」をサラリと羽織りました。オレンジのベルトと反対色のブルーを選ぶことで、わざとらしさを外しています。
UVカット機能裾スリットカーディガン 1,690円
二の腕を出すのがどうしてイヤな方には、最後に奥の手。ドゥクラッセ(DoCLASSE )の新作「コットン天竺・異素材ワンピース」は、袖の途中から異素材の生地がついていて、フレンチスリーブを着ているように見えるのです。
コットン天竺・異素材ワンピース 5,990円
綿100%のTワンピに、レーヨン100%の袖。お色はブラウンとミッドナイトブルーがありますが、ブラウンは肌の色に近い袖を継ぎ足しているのがメリットです。両脇にはポケット付き。
同じタイプのカットソーで「コットン天竺・異素材ボートネック 」も出ていますが、Tシャツだとニュアンスカラーでは存在感が薄くなるので、断然ワンピースをおススメします。たっぷりとした量を着て、どこかに差し色のワンポイントを目立たせるのがコツです。