近ごろ食べ過ぎと不摂生に甘んじていたところに、撮影のスケジュールが入りました。お肌の調子とボディラインを急いで整えなくてはなりません。腸から毒素を追い出して、なおかつバランスのいい栄養がとれるよう、こんなときには夕食に特製の豚丼を作ります。
ニンニクとたっぷりのニラを使ったレシピなので、接客業の方、胃腸の弱い方は真似しないでくださいね。唐辛子も入ってカプサイシンダイエットも兼ねた、即効デトックスの秘密兵器です。
2人前の材料は、豚肉薄切り200グラム、ニラ1束、えのき茸1袋、レタス(またはキャベツ)2枚、ネギ1/2本、ニンニク1片、鷹の爪1本。
調味料は味噌大さじ1杯、しょうゆ大さじ2杯、酒大さじ3杯、砂糖小さじ1杯、ゴマ油大さじ1杯、水溶き片栗粉。
えのき茸とニラは5センチほどの長さに切り揃えておきます。種を取った鷹の爪とネギは小口切り、ニンニクは摩り下ろしてボウルに入れ、味噌・醤油・酒・砂糖を入れて混ぜ合わせます。食べやすい幅に切った豚肉を入れて、10分ほど味をなじませます。
中華鍋にゴマ油を熱して、えのき茸とニラを入れてサッと炒めたら、下味をつけた豚肉を投入。火が通ったら水溶き片栗粉でとろみをつけます。
その間にレタス(またはキャベツ)をざく切りにし、丼に盛ったご飯の回りに乗せておきます。
炒めた具をご飯の上に乗せたら出来上がり。スプーンで混ぜながらいただきます。
消化に伴って行われるのは腸の大掃除。食べる下剤とまで呼ばれる食物繊維たっぷりのニラと、同様に繊維質が豊富なえのき茸は、余分な脂肪を体外に放出する成分も含んでいます。
そして豚肉はビタミンB1の含有量が食品の中でもトップクラス。皮膚や粘膜の細胞を活性化させるので、美肌作りには最適でしょう。そんなビタミンB1の吸収と保持力を高めてくれるのがニンニクです。
ニンニクと相性が良い鷹の爪(唐辛子)はビタミンCが豊富で、肌のコラーゲン生成に働きかけてくれます。
レタスも含め、これだけ野菜が入っていると副菜は要りません。繊維質がお腹の中で膨らんで、ご飯は少なくても満腹感がこの上ないですし、丼なのに低カロリーです。
ただし体質によっては必要以上にお腹が緩くなる可能性がありますので、トライするのは胃腸に自信のある方だけにしてくださいね。匂いの濃い野菜が大好きな方向けのスタミナメニューです。