冬物への衣替えが終わったクローゼットを見渡して、新計画が進んでいるかを確認しました。落ち着いた色ばかりじゃなく、ビビッドな色を増やす計画です。
目指しているグレイヘアに似合うよう、近ごろ意識して足した明るい色は、ドゥクラッセ(DoCLASSE )「マジカルサーモ・リバーシブル・ウールコート」のマスタード。そしてユニクロ「プレミアムラムクルーネックセーター」のピンクです。こんな派手な色を着ることに最初は不安がありましたが、今は大丈夫な確信を持っています。
私の年齢になってNGなのは、可愛いさを意識したデザインの服。フリルがひらひらのブラウスや、女子高生っぽい膝上のスカートなんかは絶対にダメです。若作りを通り越してヤバい人になりますからね。
もうひとつNGなのは、高齢者向けの通販チラシに載っているような地味服。「もう歳だから」とアースカラーを着た分には、周りの景色に溶け込んで、影の薄いおばあさんになってしまいます。どうしても落ち着いた色が着たければ、ピキッと引き立つ差し色を足すなどの工夫が必要でしょう。
な~んて言いつつも、気に入った服は何十年でも取っておく私ですが、さすがにダメかなと思ってるのがミッソーニのワンピース。ベストが付いて、ボタンのディティールまで手の込んだデザインなのですが、遠くから見るとひどく地味なのです。クリーニングのタグをつけたまま、クローゼットに放置していました。
着てみました。ストッキングでは古臭くなるので、ブラウンのタイツとパンプスを履きましたが、高齢の域に入ったマダムっぽいです。
最後のあがき(?)で手を加えましょう。全体的にぼやけていたので、ダークブラウンの若向けアイテムを足しました。ニット帽とマフラー、足元はレギンスとショートブーツ。若い人たちの流行要素を加えることで、古臭さが軽減されたと思います。このレギンスは、ユニクロでぎりぎり残っていた1枚をセール値段で買いました。
レギンスで私がマストとしているのは、厚手の10分丈でスリットが入っていること。リブが入っていればもっといいです。シシャモ足が軽減されます。
ただしカラーはブラックを避けます。若い人ならいいんですが、40歳以上だとチュニックの下に履いていた、昔の流行を追っているように見えますからね。どうしてもブラックを履くなら、それに近いチャコールグレーにするか、スリット&リブのタイプにするかでしょう。
下のブラウンのレギンスは、靴下屋(Tabio )の「外スリットリブ10分丈レギンス」4,400円。外側にスリットが入っているのは希少価値があります。
とてもしっかりした生地で、1年ぐらいヘビロテできそうだし、このスリットならショートブーツの上に履けます。
次はドゥクラッセ(DoCLASSE )の「リブ編みレギンス」3,990円。ハイパワーのストレッチ糸を使用して、サイドに縫い目のない立体編みになっています。エレガントなので大人コーデにぴったりです。
ウエストゴムじゃない仕様なので、心地よくフィット。チクチクしない心配りがされています。
冬になると12分丈のレギンスも出てきますが、女子高生っぽくなるのでおススメしません。あくまでも上品に履けるものを選んでくださいね。