秋冬のワンピースはニットが大流行。私が好きなシルエットは、レイヤードしやすいIラインのストンとした形。ミディ丈で、スリットが入ったものを探しています。
いちばんよく着ているのは、去年の秋にGUで買った「ハイネックニットワンピース」。レーヨン81%・ナイロン19%の素材は薄くても暖かく、カシミアに似て高見えするのです。ナローシルエットですが、程よいゆとりが計算されています。
真冬にはMAXMARAのウールコートでリュクスなコーデもできます。
GUから同じ名前で長袖も出たのに、今年はアクリル87%・ナイロン13%で素材が安っぽいんですよね。ハイネックで平編みで、もっと良質なものを探したところ、ドゥクラッセ(DoCLASSE )に最適なワンピが見つかりました。
イタリア屈指のファクトリー「CASA DEL FILATO」社によるカシミヤ混糸を使用した「イタリア糸・カシミヤ混ロングワンピ」10,989円(税込)です。カラーはミッドナイトブルー、グレーベージュ、ライトグレーの3色があります。
羊毛41%・レーヨン30%・ナイロン20%・カシミヤ9%のワンピが1万円とはお買い得です。しかも家で洗えます。
片側だけ入ったスリットが、レギンスを履くのにちょうど良い開き具合。ネックを折らずにクシュクシュッとできるのが今年っぽいですね。
グレーのレギンスとコーデしました。カシミア入りニットですから、小細工はしなくても質感だけで勝負できます。
ドゥウラッセではネイビーのセーターを買った後ですが、セットアップ風になると思い、このニットワンピもネイビー(ミッドナイトブルー)を選びました。
ふわもこニットの「ウール混フラッフィー・配色ラインセーター」5,489円(税込)を肩に掛けます。ライトグレーのパイピングがアクセサリー代わりになって、ネックレスをするよりもおしゃれです。
去年の今ごろ、ドゥクラッセで買った「イタリア糸・ボーダー編みカーディガン」もミッドナイトブルー。水色のカシミアストールを中に入れてカーディガンを羽織ると、一気にクラス感が高まりました。
同じカーディガンは今年出ていないようですが、似た感じで「イタリア糸・カシミヤ混畦カーディガン」9,889円(税込)があります。素材は羊毛38%・レーヨン29%・ナイロン26%・カシミヤ6%・ポリウレタン1%ですから、至福感のある暖かさですね。
スリット入りのロングワンピースには、レギンスの代わりにジーンズを下に履くのもOK。
今の歳になって、単体で履くにはちょっと恥ずかしいBanana Republic のスキニーデニムを合わせてみました。膝のあたりがウォッシュ仕様になっているのが、スリットから見えると、こなれ感が出ます。
LEVI'S(リーバイス)のデニムジャケットをレイヤードしました。こうすると中心にネイビーの縦ラインができて、背が高く見えるメリットがあります。もっと寒くなったらボア素材やダウンのロングコートを上に着ても、リブニットみたいなもっさり感はありません。
大人のニットワンピで避けたいのは、安っぽく見えるアクリル過多の素材と、崩れてきたボディラインがモロバレになるリブ編み。ローゲージニットはセーターはOKでも、ワンピだとコロコロに見えるのでNGです。
トップスと違い、目に入る分量が大きくなることを考えて、形・素材・編み方を妥協せずに選びましょう。