一昨日のブログに、捨てなくて良かった服の記事を書きました。若すぎると思う真っ赤なワンピースやコートでも、アレンジひとつでまだ着られるコーデを載せています。
そして今回は、地味すぎて捨てようと思った服。しかも20年以上も前に買ったセットアップで、うまく着られなかったジルサンダーです。
このデザイナーは服から余計な飾りをそぎ落として、ともすれば修道女に見えそうなストイックさ。身頃に入ったアシンメトリーなワンポイントが気に入って買ったのですが、当時はどうにも似合いませんでした。
なんとか誤魔化してコーデしようと、ごちゃごちゃプラスしたのが3年前の画像。肩の力が入っていたのか、ジルサンダーの良さを殺しています。プチプラのロングカーディガンも不釣り合いかな。
髪がだんだん白くなって年季が入った今は、ごくシンプルに着ようと思います。クローゼットの奥に押し込んであったのでシワが寄ってますが、ホアキンペラオのペンダントを下げただけで、存在感のあるコーデになりました。
ジルサンダーはテーラードタイプのスーツも持っています。スカートとパンツがセットになった3点スーツだったのですが、断捨離ブームに乗って、パンツは捨ててしまいました。返す返すも残念です。
残っているスカートと、ジャケットは素肌にそのまま着てみたら新鮮です。もともと肩パッドが入っていなかったので、ちゃんとアイロンをかければ今でも通用しますね。
一昨日の記事で、真っ赤なワンピースに合わせたペーズリー柄のストールを垂らしてみましょう。インにはドゥクラッセ(DoCLASSE )の「シルクフィール・リブタートル」を入れて、ノームコアみたいなコーデです。
この冬は、ゆったりと着る大きめのニットが流行しましたが、カジュアルすぎるのが難点でした。こうして普通のリブニットを着て、シンプルなスーツを着たらホッと落ち着きます。
素材の良い服、長く着られるデザインの服は大事にしなくちゃいけないと、むしろ捨てたのは「断捨離」の言葉でした。