4月の日曜日は初夏の気候になって、湘南は大混雑。逗子海岸の隣り、鎌倉の材木座海岸はウインドサーフィンの帆でカラフルな彩りになりました。
私が行った先は、道路を挟んで海岸の向かい側にあるお寺。鎌倉最大級の山門がある古刹・光明寺です。
毎月10日には、山門をくぐった右側にある動物霊堂で、ペットの納骨式が行われます。ペットの供養堂としては歴史が古く、日本で最初のオリンピックが行われた1964年に建立されたものです。
2月16日に空へ旅立った愛猫の与六が四十九日を過ぎたので、納骨することに・・・。まだ諦めがつかない私は、ご導師の読経の間も涙がこぼれてきましたが、虹の橋のたもとに送ってあげきゃいけないと、心を決めました。
独りの家に帰って何より悲しかったのは、チェストの上に作っていた祭壇から骨壺が消えてしまったこと。手元供養を選ばなかったので仕方のないことですが、ぽっかりとエアポケットができた気がしました。
まだ祭壇を片づけることができず、当分のあいだは与六が大好きだったお花を飾っておくつもりです。
2019年から月2回ペースで始めたポストに届くお花の定期便bloomee は、いちばん安い体験プラン（税込550円）ですが、ずーっと与六の大好物でした。花瓶に生けている最中もテーブルに飛び乗ってお花をクンクンと嗅ぎ、パクッと食べようとします。
空に旅立つ1週間前もヨタヨタした足取りで、すぐにお花のチェックにやってきました。お腹を壊すといけないのでもちろん食べさせることはNGですが、いっぱい嗅いだ後はコロンと隣に転がって、幸せそうな時間を過ごしていました。
花束をポストに入れたら心配と、郵便屋さんがチャイムを鳴らして届けてくれるのが嬉しくて、定期便は続けることにしました。気温が上がってくれば切り花の持ちは悪くなりますが、bloomeeのお花は例外。2週間が過ぎて次の花束が届いても、前の分がまだ奇麗に咲いているんです。
一つはもうすぐ3回忌を迎える父の仏壇に飾り、もう一つは与六の写真の横に飾り、可愛いお花たちが室内にあることに癒されています。まだまだ長持ちしたときのために、花瓶をもう一個増やしました。忘れちゃならない自分用に飾りましょう。
今日はファッション記事でも美容記事でもなく、感傷的な内容になってしまいましたが、お許しください。父からは昔、「お前はダメな娘だけど、今日泣いても明日は笑っているのがいいところだ」と、褒めてもらった記憶があります。
まだ当分、ペットロスから抜け出せなくても、日にち薬で少しずつ元気になりますね！ 皆さんありがとうございます。
