スタンダードな1枚があれば、何十年でも着られるのがデニムジャケット(Gジャン)です。私は30年ほど前に買った、レディースのヘルムートラングを現役でヘビロテしています。
オーバーサイズのデニムジャケットが流行しているのを真似して、GUで購入したのも数枚あるのですが、1~2回着てやめました。私の年齢だとオーバーサイズは老け見え・安見えするからです。しかも素材が悪いと劣化も早い。それについては「GUの神デニムを半年間履いた劣化度を比較」の記事に載せています。
年月をかけて育てていくのがデニムの本質であり、少々高くても名の通ったブランドを買ったほうが未来の役にたつのです。大御所のスタイリストたちが「流行の服は捨てても、デニムだけは捨てるな」と言っている理由はそこにあります。
愛用しているヘルムートラングの他にもう1枚、夏向けの薄い色が欲しくなり、モンローデニムこと701のジーパンを買ったLEVI'S(リーバイス)でサイト内を探しました。最終的に決めたのは「トラッカージャケット INSIDE JOB」(11,800円)のライトインディゴ。この色はXSが半額になっていたので、お得な買い物でした。
きちんと感のあるネイビーはこちら。TRUE RINSE1364というカラーです。ステッチが芸術的。リーバイスの説明文を引用します。
Levi's Originalのトラッカージャケットは、クローゼットに欠かせないクラシックな定番アイテムです。どんな服装にもタイムレスなルックをプラスします。バックウエストのタブは調節可能。
こちらが今回買ったライトインディゴの実物。こなれた感がありますね。
かぶせポケットの端にLEVI'Sのアイコン「赤タブ」が付いているのが特徴。ボタン一つ一つにもLEVI'Sが入っています。ディティールのキメ細かさはファストファッションとは比べ物になりません。
袖口はまくり上げて着られるよう、ステッチがしっかり止まっています。
大事に着られるよう、洗い方についての説明も詳細です。
私が買ったXSは、着丈49cm、バスト84cm、袖丈60cm、肩幅35cm。バストが小さいのでは?と心配でしたが、それでも買ったのには理由があります。Gジャンをダンガリーシャツっぽく1枚で着て、デニム・オン・デニムがやりかたったのです。
胸はブラが見えないギリギリまで開いて、本物のパールネックレスを。裾は折り幅を広くして足首を出し、ブルーノマリのミュールを履きました。生地が硬いものほど「3首(ネックライン・手首・足首)」を出すのが鉄則です。
このコーデをWEARにアップしたら、すぐにイイネやフォローがいっぱい付いて嬉しい限り。年齢も公表しているのに、若いユーザーの皆さんは心が広いです。
もちろん1枚で着るだけでなく、デニムジャケットとしてのコーデもします。
白のキャミソールに黒いドローストリングのパンツを履いてコーデしました。上半身がコンパクトに収まって、背が高く見えます。デニムジャケットはゴワッとした生地なので、他のアイテムはとろみ感のある繊細なものにすると、女っぽさが強調されます。
薄手の小花柄ロングスカートとも合います。フィフス(fifth)の「フラワー細プリーツスカート」を履きました。
薄いブルーのデニムジャケットは春夏に重宝するだけでなく、冬にはコートの下に入れると、顔が明るく見える効果があります。XSなのでちょっとキツめですが、デニムは着ているうちに伸びてくるから大丈夫。
40代以上が着るデニムジャケットは、ジャストサイズを選んだほうがスタイルアップするのを、着て実感しました。
ちなみに30年以上着ているヘルムートラングは、買ったときの3倍のプレミアが付いているのにビックリ。断捨離ブームに流されず、取っておいて良かったと思っています。
追記:世界150着限定のジャケット&パンツが抽選販売
リーバイス® ビンテージ クロージングによると5月20日はブルージーンズ誕生の日。それを記念して「フェアウェル・ホワイトオーク(Farewell WHITE OAK®)コレクション」から、世界150着限定の「TYPEⅡジャケット 1953年モデル」と「501® 1955年モデル」が発売されるのだそうです。
価格はそれぞれが6万円。ただし誰でも買えるわけではありません。「CLUB LEVI'S®」会員に入会して、4月19日(金)~5月6日(日)の間に応募フォームからエントリー。その後の抽選で当たった人だけに購入権が与えられるという狭き門なのです。
計300着に対して世界からどれだけの購入希望者が集まるのか、注目したいところです。