テレビを付ければコロナ報道ばかりでストレスが溜まります。息抜きをしようと美容室に行ってきました。1月中旬に行ってから、2カ月半ぶり。グレイヘアに移行するための、とても手のかかるカラーリングを店長にお願いしているのです。どんな工程かは、1月17日の記事に載せています。
「これってバレイヤージュですか?」と聞いたら、即座に「違います」の返事。バレイアージュは取った毛束の両サイドにV字型ハイライトを入れていく技術で、白髪のない方に向いたハイライト&グラデーションなんですね。
私がやってもらう施術はエアータッチ? 店長が思いついた名前のようで、特に決まりはないそうです。
手順としては髪を束に取り、白髪染めを落とすための脱染剤を刷毛で塗って、アルミホイルで挟みます。残った部分にいちばん明るいカラー(レベル12)を塗り、時間を置いたら一気に洗い流す方法です。前回よりも早く、カットを含めて2時間で終わりました。
下が翌日に撮った画像。細い糸のようにグラデーションが入っています。
こちらは5日後に撮った画像。白、黒、ブラウンが混じりあっているのが分かると思います。ここまで来るのに9カ月かかりました。
比較するために載せると、下が去年の7月。美容室で最初に除染剤を使ったあとの状態です。白髪染めはカラーリングとは違い、髪の内部まで重たく溜まっている黒い色素が、そう簡単に抜けるはずがありません。グレイヘア計画の第一歩は、一部分にほんのりとブラウンが入る程度でした。
グレイヘアを目指して良かったことを3つ挙げますね。
- 白髪染めのストレスから解放されたこと
以前はコメカミに白いものが1本あると、染めなきゃヤバい!と焦っていました。分け目に伸びてきた白髪は特に目立つので、白髪染めを握ってバスルームに駆け込んでいました。ヘナやカラートリーメントなどを手当たり次第に使い、散財したと思います。 - 抜け毛が減って髪が増えてきたこと
今はシャンプーして排水溝を見ると、抜け毛が減ったことに嬉しくなります。前だったらカラートリートメントの後など、抜け毛がこんもり溜まっていましたからね。薄毛に歯止めがかかり、分け目が狭まってきました。 - 今まで似合わなかった色の服が着られるようになったこと
パーソナルカラーが冬で、髪の色が漆黒だった私は、黒白や真っ赤、青などのクッキリした色の服しか似合いませんでした。でも今ならオレンジも黄色も着られます。しかも髪が真っ白ではなく3色なので、似合わないカラーはないと言っても良いぐらいです。
前から見た画像も載せましょう。着ているのはドゥクラッセ(DoCLASSE )の「光沢ツイル・キーネックブラウス 」。以前なら敬遠していた地味な柄も、この色の髪になったから買いました。ツヤ感のあるブラウスは柔らかいタッチの髪に合いますしね。
髪の色が明るくなった分、肌の透明感をアップするため、素肌磨きとファンデの使い方には気を配っています。今回はさらにファンデの量を減らし、塗ったのは顔の中心部だけです。歳をとるほどメイクの引き算は大切ですからね。下の記事には使っているコスメを載せました。
美容室の店長いわく、「歳をとって白髪を真っ黒に染めている人は、顔とのバランスがとれていません。よけい老けて見えるのが自分で分かっていませんね。言ってやってください!」だそうです。
私のグレイヘア計画に、アーティストみたいな技で協力してくれるこの美容院は、5年ほど前にホットペッパービューティーを検索して見つけました。まだヘナ染めをしていた頃で、お金をかけないセルフケアに凝り固まっており、美容室に行くのも恥ずかしい髪だった思います。
一生付き合える美容師さんに出会えるよう、美容室の選び方について書いた記事がありますので、載せておきますね。