白髪染めをやめてから4ヶ月半。きれいなグレイヘアに移行するため、美容室の助けを借りています。カットと共に、今回で3回目のウィービングをしました。髪を挟んだアルミホイルは前よりも増えて、3色カラーミックスが進行中です。
- 白髪を伸ばしていくことのデメリットは?
- 白髪を伸ばしながらウィービングを入れるメリット
- ブリーチではなく脱染剤を使ったウィービング
- 白髪でも老けないためのヘアケアが大切
- まだグレイヘアへの勇気がない人には?
- 全体が真っ白なグレイへアは目指さない
白髪を伸ばしていくことのデメリットは?
髪の様子をチェックする店長いわく「よく我慢しましたね」。歳を隠すのをやめて、白髪を伸ばし放題にしている私に対する激励の言葉です。
「誰かに批判的なことを言われませんでしたか?」と聞かれてしばし考えましたが、思い当たる出来事はありませんでした。私の頭が白くなっていくことに、周りは気付いたとしても「ふ~ん?」程度で、わざわざ口に出すほどじゃないのでしょう。
はじめのうちは女を捨てた気分になり、「シルバーシートに座る人になるんだわ」と覚悟しましたが、想定したほどのデメリットはありませんでした。おしゃれに白髪を伸ばせばいいことに気付いたので、経過を楽しむメリットのほうが大きくなったからです。
白髪を伸ばしながらウィービングを入れるメリット
7月からスタートしたグレイヘアへの移行。3回目となった施術では、期待したほど大きな変化はありませんでした。これまで黒く染めていた部分に対し、生えてくる白髪の量がまだ少ないからです。4ヶ月半だと自前の白髪は、まだ眉毛の上ぐらいまでしか伸びていません。髪は1カ月で約1cm伸びるそうですから、気の長い話です。
それでも細い糸のように入れたウィービングが見て取れます。少しずつ束を取って毛先までウィービングしていることで、逆プリンにはなりません。ヘアケアを手抜きしていないことのアピールです。
頭のてっぺんから見たら、もっと分かりやすい。白髪は真っ白ではなくて、黒とブラウンと混じり合った感じです。
ブリーチではなく脱染剤を使ったウィービング
そして新たな事実が! 私が誤解していたことがありました。アルミホイルで挟んだウィービングの束は、ブラウンのヘアカラーで筋を入れているんじゃなかったのです。「脱染剤(クリア)」で、今まで染まっていた色を抜く施術をしているんだとか。
なぜ脱染剤を使うかですが、それは私が長きにわたって、髪をヘナで染めてきたせい。ヘナは毛髪の内部にまで浸み込むため、その上からヘアカラーを乗せても色は入りません。ずっと残ります。ブラウンにしたければブリーチするか、脱染剤を使うかの2択となります。
脱色剤(ブリーチ)と脱染剤の違いについては、日本ヘアカラー工業会のサイトに説明がありました。
脱色剤:毛髪の色素であるメラニンを脱色するものをいいます。
脱染剤:染毛した毛髪から染料とメラニンを脱色するものをいいます。
オキシドールを原料としたブリーチは髪がとても傷むので、私の年齢ではバサバサの老化ヘアになってしまいます。そこで店長は刺激の少ない脱染剤を使用して、日数をかけつつヘナの色を抜いていく試みをしたわけです。それも普通に抜くのではなく、毛束を細く取ってウィービングすることで、白・黒・ブラウンの3色が筋になります。
「髪をかき上げたら、いい感じですよ」と言われたのは、3色がグラデーションになったところ。ヘナを脱染剤で落としていくと、明るめなブラウンも生まれるんです。ヘナの残留度によって落ち具合はバラバラなので、ウィービングで上手にごまかしながら、3色の筋を作っているとのことでした。
白髪でも老けないためのヘアケアが大切
私の髪は、雨が降ると最悪な状態になるクセ毛ですが、白髪染めをやめてから素直な毛髪になったようで、以前ほどのクセは出ません。アウトバストリートメントのアスオイル(エメリル ヘアオイル )でケアしてきたのも良かったようで、触るとサラサラ。分け目の広がりが狭まって、一本一本がしっかりとしてきました。
アスオイルは定期購入2回目までの縛りがあるし、一般のヘアオイルより高価です。でも使用するたびに、扱いやすい髪になっていくのを実感するんですよね。公式サイトは若い子向けでしたが、私の年齢では背に腹を変えられないアイテムになりました。
歳をとるほど髪は貧相に見えるようになるので、ヘアケアにはスキンケアコスメよりもお金をかけるようにしています。
まだグレイヘアへの勇気がない人には?
黒い髪から遠ざかる覚悟を決めた私とは逆に、まだしばらくは黒々していたいと思う方もいらっしゃるでしょう。そんな方には、深層部の色が頑固なまでに抜けないヘナよりは、表層部を染めるだけのカラートリートメントを使うことをおすすめします。
これまで試してきたカラートリートメントについては記事にまとめてあります。
私がいちばん最後に愛用していたのは、レッドビジョンの「マイナチュレ・カラートリートメント」。一回で色が入り、ツヤツヤの髪になるのが気に入って定期購入していました。無添加で有名なマイナチュレの製品は、敏感肌・アレルギー肌の人でも安心して使えるので、男女ともに人気があります。
ただし、日本化粧品工業連合会の記事によると、カラートリートメントは半永久染毛剤なので、使い続けて行くうちに色が浸透・蓄積していくようです。
カラートリートメントの場合は、リンスやトリートメントとして使用していくうちに、色素が髪の表層部に徐々に浸透・蓄積し、髪を染めていきます。
私のように、あの手この手で染めてきた場合は、グレイヘアに移行する段になって手こずるので、自宅でのカラーリングも将来を見据えた計画性をもってやるべきです。
全体が真っ白なグレイへアは目指さない
次に美容院でウィービングをするのは、おそらく12月のはじめ。「こうしておばあちゃんになっていくのね」と溜息をついたら、店長が真顔で否定しました。全体が真っ白なグレイヘアにするのでなく、最新のカラーリング技術でコントロールすれば、おしゃれな人として別次元にいられるのだそうです。
グレイヘアブームを巻き起こした近藤サトさんのようにしてOKなのは、白色人種のような顔立ちをした人や、うんと歳を取って白髪が当然になった人。どちらにも至らない私には、日々の佇まいで気を抜けない4つの課題があります。
- 贅肉をつけないスタイルをキープすること
- ファッションセンスを磨くこと
- 白くて透明感のある素肌でいること
- きちんと手入れしたヘアスタイルでいること
おばあちゃんにはならないと決めたので、コスメもサプリもどん欲に試していきます。ネバーギブアップの精神こそ、いちばん大切なアンチエイジング方法なんでしょうね。